2025年04月07日
ITスペシャリスト科では登別市、北海道大学の防災政策研究グループと共同で登別市の防災に関する取り組みを行っています。2024年度は登別市民が避難訓練において迅速に避難できるよう、避難訓練アプリを開発しました。避難訓練で役立つための緊急避難場所を表示する機能や、避難経路を表示する機能、移動した経路が分かる機能を搭載しており、これらを活用することで実際の災害時にも素早く対応できることを目指しています。令和6年度登別市総合防災訓練において登別市民の方々に本アプリを利用してもらい、アプリの有効性を確認し、改善点を把握しました。登別市民の方々からのフィードバックをもとに、より実用的で安心できるツールへと進化させることを目指します。今後は、操作性の向上やアプリの軽量化に取り組み、誰でも簡単に利用できる環境を整えていきます。この研究と開発を通じて、住民の安全を守るための防災ツールの可能性を広げ、より実践的な防災対策の構築を目指します。
【関連リンク】
北海道新聞 津波避難経路、アプリが誘導 登別・工学院と北大院が開発 市民が有効性確認
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1133282/
室蘭民放 アプリで最適避難 工学院生が開発、訓練で有効性確認
https://www.muromin.jp/news.php?id=119708